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「日本人として生まれて、よかった」
桜の花の美しさを愛でる度に、日本に生を受けたことへの感謝の念が湧いてくる。

思えば「花見に行くぞ」と意気込んで行った名所の桜よりも、期せずして邂逅した街中の桜のほうが、不思議と美しさが脳裏に焼きついている。


「今年は、忙しくて、花見に行けないかな」という年。仕事の打ち合わせに行く途中、たまたま通り過ぎた公園で偶然、出会った大きな桜の木。満開の桜は、誇らしげだった。


体調の悪い妻に代わり、必死に子育てした年。小さな子供を二人自転車に乗せていたら、思いがけず自転車に降り注いできた大量の桜の花びら。神様が「子育て応援してるよ」と祝福のフラワー・シャワーを注いでくれているようだった。


日出る国に、神が与え給いし「桜」。その花は、太く短く、美しく咲き誇る。そして散り際は、潔い。

日本人の美学が、薄いピンクと純白の桜の色に凝縮されている。

人との出会いは、一期一会。桜との出会いも、また然り。

今年は、どんな出会いがあるのだろうか。
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散りぬべき 時知りてこそ 世の中の
花も花なれ 人も人なれ(細川ガラシャ)


文:関 智征 写真:野口英一

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